DIYでソーラーパネルを設置するなら、性能や耐久性はもちろん、見た目にもこだわりたいだろう!?
マンションにしろ、戸建てにしろ、ベランダ・バルコニー・物置きの上・庭等・・・に設置したソーラーパネルは、やたら面積が大きいのでけっこう目立つのだ。
本記事では、見た目も重視したい方に向けて、クールなブラックカラーのハードフレームでDIYにおすすめのソーラーパネルメーカー・モデルを徹底調査したので紹介しよう!
メーカー | おすすめ度 | パネルラインナップ(W) | パネルタイプ | 変換効率(%) | 特記事項 |
---|---|---|---|---|---|
RENOGY (レノジー) | おすすめ🥇 | 120, 200 (ShadowFlux) | Top con / N型 | 25 | ・圧倒的な信頼性 ・5年長期保証 ・陰に強い設計 |
Oasis Solar (オアシスソーラー) | おすすめ🥈 | 100, 200 | Top con / N型 | 25 | ・コスパ最強 |
Sanraifu (ランライフ) | おすすめ🥉 | 100, 190 | Top con / N型 PERC:100W | 190W:25 100W:23 | ・高い防水性能 |
Yinleader (インリーダー) | 120, 170, 250 | PERC | 22.5 | ・リョクエンのブランド | |
EcoFlow (エコフロー) | 100, (400) | PERC | 23 | ・圧倒的な信頼性 ・5年長期保証 | |
GWSOLAR (GWソーラー) | 110, 150, 200 | PERC | 20.13~22.47 | ・元祖陰に強い設計 | |
LVYUAN (リョクエン) | 200 | PERC | 21.0 | ・低価格 |
ハードフレームタイプのメリットとは?
ソーラーパネルには折りたたむことができるタイプや柔軟に曲げることができるフレキシブルタイプもあるが、本格的に電気の自給生活を楽しむならば、ハードフレームタイプを購入することをおすすめする。

ふーん。でもなんで?

じゃあ、まずは主な理由をいくつか紹介しよう。
ハードフレームタイプは・・・
- 耐久性が高い
- 耐候性が高い
- 設置の自由度が大きい
①耐久性が高い
折りたたみタイプやフレキシブルタイプは可動部があったり、パネル面が曲がったりする。
これらの機能があるから便利で人気が高いのだが、、、使うたびにパネル面に過度なストレスがかかっていることを忘れてはいけない!
たとえ1回1回は軽微であっても、こういった繰り返しのストレスは、パネル面の剥離・微細なクラック等、長期的な性能低下・故障要因につながる。
この点、ハードフレームタイプなら剛性の高い軽量アルミフレームにしっかり収まっているので、パネル面に過度な負荷はかからない!
②耐候性が高い
①にも関連するが、ハードフレームタイプであれば、シッカリ設置すれば少々の暴風が吹いても飛ばされたり破損することはまずない。
なので、設置したまま長期間使用することができる!
③設置の自由度が大きい
折りたたみタイプは固定自体が難しい。
フレキシブルタイプは平面への固定は簡単にできるが、取り外しがやっかいだ。
また、折りたたみタイプは、常に天候を気にしながら設置と収納を繰り返すことになる。
これでは気が気でないし、とにかくめんどくさい!
ハードフレームタイプなら、専用架台やDIYで製作した架台(単管等)を使えば、確実かつ簡単に設置・固定することができる。筆者のやり方なら移動だって簡単だ!
ただし、屋根の上だけは難易度が高いのでDIYで設置するのはおすすめしない!プロにお願いしよう!
【ブラックカラー】のソーラーパネルおすすめメーカー
では早速DIY用途に最適な小型タイプで、クールなブラックカラーのソーラーパネルを取り扱っているおすすめのメーカー・モデルを紹介しよう!
RENOGY(レノジー) おすすめ🥇

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おすすめNo.1は「RENOGY」の最新型「ShadowFlux」である!
ShadowFluxは120W、200Wパネルがラインナップされている。
「RENOGY ShadowFlux」がおすすめNo.1である理由
RENOGYには旧モデルのPERCタイプもまだ商品化されているが、これから購入するなら最新技術Topcon※①を採用したタイプがおすすめ。Topconタイプにはノーマル色とブラック色があるが、クールなブラック色がお好みならShadowFluxで決まり!もちろん変換効率は業界最高レベルの25%だ!
※①Topconについて簡単に解説
「Topcon(N型)」と従来のソーラーパネルで採用されている代表的な「PERC(P型)」について、簡単に比較しておこう!
Topcon(新技術) | PERC(現在主流) | |
正式名称 | Tunnel Oxide Passivated Contact | Passivated Emitter Rear Cell |
タイプ | N型(Pリン添加・電子リッチ) | P型(Bホウ素添加・正孔リッチ) |
変換効率 | ◎ | 〇 |
製造コスト | △ | ◎ |
耐久性 | ◎ | 〇 |
両面性率 | ◎ | △ |
詳細説明は割愛するが、ざっくり言うと、Topconタイプは
といったメリットがある!

一方でデメリットは製造コストが高い点であったが、これは広く量産化が進んでくればおのずと下がってくる。最近小型パネルに採用され始めてきたのは製造コストが下がってきたからという理由もあると思う(筆者の推定)!
ShadowFluxは発電時のパネル内集電パス構造を工夫(バスバー本数9→16BBに増)することで、陰に強い設計を採用(下記参照)!ソーラーパネル面に常に太陽光が均一にあたることはないので、この設計はうれしい!

業界最長の5年間の製品保証に加え、25年間80%の出力を約束(リニア劣化保証)している。高い信頼性と実績は言うまでもない。

5年保証は品質が安定していると自負できるメーカーしか採用することができない。Topcon技術と陰に強い設計を採用した「RENOGY ShadowFlux」は本記事おすすめNo.1だ!
【Oasis Solar(オアシスソーラー)】 おすすめ🥈
おすすめNo.2は「Oasis Solar」である。
100W、200Wパネルがラインナップされている。
「Oasis Solar」がおすすめNo.2である理由
「Oasis Solar」は、2024年9月頃からPERCタイプ(ブラック)の出力違いモデルを商品化していたが、2025年5月にTopconタイプの最新モデル(こちらもブラック)を商品化して一躍筆者注目のメーカーになった!旧モデルでは変換効率21%だったが、Topcon技術の採用により、業界最高レベルの25%を達成!
Topcon技術を採用しているにもかかわらず、お買い得な価格設定は魅力的!
100Wパネルはスリムな細長い形状なので特段の問題はないが、200Wパネルは正方形に近い幅広形状なので、戸建て住宅やマンションの奥行の狭いベランダで使用する時は要注意!特に横並び2枚並列接続を検討中の方は、必ず間取りを確認してから購入を検討しよう!

「Oasis Solar」は、長期的な信頼性はやや未知数であるが、コスパ優先ならイチオシのメーカーである!
【Sanraifu(サンライフ)】 おすすめ🥉
おすすめNo.3は「Sanraifu」である。
100W、190Wパネルがラインナップされている。
「Sanraifu」がおすすめNo.3である理由
「Sanraifu」は小型ソーラーパネルとして100Wと190Wのモデルを商品化しているが、190WモデルのみTopcon技術が採用されている。これにより変換効率は業界最高レベルの25%を達成している。なお、PERCタイプの100Wパネルの変換効率は23%であるが、これはPERCタイプで最高レベル。
ソーラーパネルの一般的な防塵・防水規格はIP65~67レベルであるが、「Sanraifu」の防水規格は8レベルをクリアー。つまりIP規格は業界最高レベルのIP68を達成している!
IP〇△は〇が防塵性能、△が防水性能を示している。どちらも数値が大きいほど性能が良いと覚えておこう!

豪雨や頻繁に台風が来る地域にお住まいの方、船舶での使用を考えている方、高い防水性能に魅力を感じる方は「Sanraifu」を選択すると良い!
【Yinleader(インリーダー)】 おすすめNo.4
おすすめNo.4は「Yinleader」である。
120W、170W、250Wパネルがラインナップされている。
尚、「Yinleader」は後で紹介する「リョクエン」が展開するブランドだ。
「Yinleader」がおすすめNo.4である理由
DIY用途の小型ソーラーパネルの厚みはどのメーカーも3.0~3.5cmが標準である。これに対して、「Yinleader」はなんと1.7cmの超薄型だ!特に車の屋根に載せて走行することを考えている方にとっては、このメリットは大きい!もちろん、薄型は軽量化にも貢献しているので燃費や走行性にもGOOD!
PERCタイプ、超薄型設計でありながら、変換効率は22.5%とほぼ業界最高レベル!

「Yinleader」は「リョクエン」のブランドであるが、本家の「リョクエン」よりもおすすめできる!特に薄型・軽量タイプにこだわる方にはイチオシのメーカーである!
【EcoFlow(エコフロー)】 おすすめNo.5

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おすすめNo.5は「EcoFlow」である。
100W、400Wパネルがラインナップされているが、400WはもはやDIY向きとは言えない※②ので、本記事では100Wのみを紹介する。
※②400Wパネルはサイズが大きいため、ネットで注文しても自宅まで届けてはくれない(事業所もしくは最寄りの配送営業所止めとなる)!
「EcoFlow」がおすすめNo.5である理由
「EcoFlow」は、言うまでもなく実績と品質信頼性に関しては申し分ないメーカー。品質保証期間も業界最長レベルの5年である。
PERCタイプでありながら、変換効率は23%を達成。Topcon技術を採用したモデルが登場するまでは、いち早く業界最高水準の変換効率を達成していた。

PERCタイプでは業界最高レベルの変換効率を誇っていたが、Topcon技術を採用するメーカーが出てきた現在、価格も含めてやや魅力が薄れてきた感は否めない。
【GWSOLAR(GWソーラー)】
「GWSOLAR」は2010年設立の日本の会社だ。
ブラックタイプは110W、150W、200Wパネルがラインナップされている。
「GWSOLAR」の特徴
「GWSOLAR」は日本メーカーならではのきめ細かなカスタマーサポートが期待できる。また、官公庁や大手企業など国内での施工実績も豊富だ(GWSOLAR公式HP参照)。
4列のセル列を全並列で構成する独自設計を採用したことによる陰に強いパネル設計を、いち早く導入した。

元祖陰に強い設計は「GWSOLAR」だが、他メーカーも追従・さらに改良している。変換効率が20%前後と低めであるところが気になる点であったが、最新の200Wバックコンタクトタイプは変換効率22.47%と大幅に改善している。
「LVYUAN(リョクエン)」

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「LVYUAN」は日本代理店(アコラデイジャパン株式会社)が販売運営しているので、日本ではよく知られているメーカーだ。
「LVYUAN」の特徴
他メーカーに比べて耐雪耐性がやや低い(他社:5400Pa、リョクエン:3600Pa)。変換効率も21%とPERCタイプの中でも高い方とは言えなくなった。

実勢価格はお手頃ではあるが、他メーカーを選択した方がメリットが多い。また、雪が多い地域にお住まいの方もやめておいた方がいいだろう。
まとめ
ブラックタイプのソーラーパネルを選択すれば、見た目もクールでシャープな外観を演出することができる。
あなたも本記事で紹介したブラックタイプのソーラーパネルを導入して、見た目も重視しながら電気の自給生活を楽しんでみてはいかがだろうか?
電気の半自給生活を実現するためにはポータブル電源も必要だ。2025年の最新情報をベースに、各メーカーから商品化されている最新の1000Wh・2000Wh、3000Whクラスのおすすめポータブル電源を下記で紹介している。注意すべきポイントも筆者独自目線でわかり易く解説しているので、興味のある方はあわせてどうぞ!