2026年3月、EcoFlowから「DELTA3 2000 Air」がリリースされた。
本記事では、容量が近いEcoFlowの「DELTA3 Max」と徹底比較してみたので紹介しよう!
果たして「DELTA3 2000 Air」は買いなのか???
本記事の結論:
「DELTA3 2000 Air」はポータブル性に全振りした特殊な仕様である。なので、
人にはおすすめ!
★主に室内で、かつ定置で使うことをメインに想定している人には「DELTA3 Max」の方をおすすめする!

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サイズ・外観視点からの比較

| モデル | DELTA3 Max | DELTA3 2000 Air |
| サイズ/cm (長さ×幅×高さ) (体積/㎤) | 49.4 × 24.2 × 30.5 (36462) | 22.0 × 22.3 × 42.6 (20900) |
| 重量/kg | 20.3 | 17.5 |
前評判通り、「DELTA3 2000 Air」のコンパクトさ・軽量が際立っている!

上のDELTA3 Max(左側)との比較写真を見るとコンパクトさを実感できるだろう!
なぜここまでコンパクトなのか?(マニアックな方向け)
「DELTA3 2000 Air」はなぜここまで軽量・コンパクト設計を実現できたのか?
本記事を読んでいただいている方の中には、筆者と同じく大いに疑問に思う方がいらっしゃるのではないだろうか?
もちろん、
- 出力ポート数が少ない
- EV技術を応用したCTC(セル・トゥー・シャーシ)※①構造の採用
も貢献しているだろう。
※①バッテリーパックではなく、本体シャーシに直接バッテリーを組み込んでいる構造
だがこの2つだけではここまでの小型化は実現できないはずだ!
「DELTA3 2000 Air」は電池設計が根本から異なっていた!
答えは「DELTA3 2000 Air」の商品紹介記事で説明されていた!


上図のように「DELTA3 2000 Air」では角形大判電池を採用することにより、電池本数を大幅に削減しているのだ!
これにより、
- 部品点数が削減
- スペース効率が改善
され、小型化・軽量化が実現したのだ!
電池本数が少ないということは、各種接続抵抗も低減されるし、BMS(バッテリーマネジメントシステム)的にも有利である!

マニアックな私※②は一足先に商品化された「DELTA3 1000 Air」の定格電圧(9.6V※③)を見て薄々そうではないか?と思っていたのだが、今回の「DELTA3 2000 Air」の商品紹介記事を見て「やっぱりそうだったのか」と腑に落ちた!
※②私はサラリーマン時代の一時期、関連技術の設計・開発に携わったことがある。特に電池関連技術は専門分野であり大好物だ!
※③LFPの定格電圧は3.2Vなので「DELTA3 1000 Air」は3直設計(電池3本直列)であることがわかる!つまり、「もしかして並列無しで3本の大型電池を使っているのか?」と妄想してた!「DELTA3 1000 Air」と「DELTA3 2000 Air」は幅・奥行きが同じで高さが異なるだけなので、両モデルは同一電池の本数違い設計だとみていいだろう!
性能視点からの比較
| モデル | DELTA3 Max | DELTA3 2000 Air |
| 容量/Wh | 2048 | 1920 |
| 電池種類 | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン |
| 定格出力(最大)/W | 合計:2200(4400) | 合計:1000(2000) |
| X-Boost/W | 2700 | 1500 |
| UPS/ms | 10 | 10 |
| サイクル数 | 4000回 | 3000回 |
| AC充電時間(100%) | 108分 | 2.3時間 |
| AC出力ポート数 | 4 | 2 |
| USB TypeA / C | 1 / 3 | 2 / 2 |
| ソーラー入力/W | 500 | 1000 |
いろいろと細かな違いはあるものの、ココでは筆者が特に注目した3つの相違点を解説しよう。
- 定格出力減(2200 → 1000)
- サイクル数減(4000 → 3000)
- ACポート数減(4 → 2)
①定格出力減
「DELTA3 Max 」→「DELTA3 2000 Air」で定格出力が2200 → 1000Wに低下。

マニアックな方向けに理由を解説すると(あくまでも私の推定だが)、これは電池数減による影響が大きいのだと思われる。従来設計である複数電池の直列/並列設計だと、バッテリーパック全体の作動電圧が高くできるので電池1本あたりの出力を下げることができる。これに対し、「DELTA3 2000 Air」は大型電池が6本なので、電池1本あたりの出力負荷が大きくなる。性能劣化対策として入出力を制限しているのであろう!
X-Boost機能により通常の家電を使う分には支障なし!

定格出力が1000Wだと電気ケトルや電子レンジとかの消費電力の大きい家電を使うことができないんじゃない?

大丈夫。制限はあるがX-Boost機能※④により1500Wまでの家電に対応できる(一部精密機器以外)ので、過度は心配は無用だ!
※④X-Boost機能:定格出力よりも大きな消費電力の電化製品をある程度使えるようにするEcoFlow独自の技術。具体的には、電圧を下げながら出力をコントロールすることにより、家電側の消費電力を抑えて、過負荷保護による断電なく安全に使えるようにしている!

ちなみに、、、私は1000Whモデルとしての「DELTA3 1000 Air」はおすすめしていない!理由は定格出力500Wと少なく、X-Boostを使っても800Wまでの機器しか対応できないためだ。800Wだと私が楽しんでいる車中泊中の湯沸かしも電子レンジも満足に使えない!
②サイクル数減
残念ながらサイクル数は3000サイクルと現在主流のLFP/4000サイクルより少ない(しかも70%までの維持率で3000サイクルなので、実際にはもっと差があるはず!)。

この理由も電池設計と関連がありそうだ(私の推定)。もう少し詳しく解説すると「DELTA3 2000 Air」は
- 1セルあたりの充放電負荷が大きい(理由は①で解説した通り)
- 大型電池のため、電池内部での電極反応ばらつき制御が難しい
が原因であろうと思われる!?
②については電池内の正極電極/負極電極の面積が大きくなるため、長手・幅方向に均一に反応させるのが難しいってことだ!当然温度分布の影響も大きくなるはず!
これらの理由+まだ市場での実績が少ないということもあり、保証期間が2年(EcoFlowの主流モデルは5年)と、短いのだと思う。
③ACポート口数減
ここまでに解説した通り、
「DELTA3 2000 Air」は比較的消費電力の大きな家電を同時に複数使う」
ことを想定していないモデルであるため、ACポート口数は2つと少ない。
一方で小型の電化製品については複数対応できるようにUSB-TypeAポート口数は2つに増やしたと思われる。

ちなみに「DELTA3 1000 Air」のACポート数は1口である。これもおすすめできない理由の一つだ!
その他:縦置き/横置きに対応

「DELTA3 1000 Air」と「DELTA3 2000 Air」に共通の大きな特徴として、縦にも横にも置ける高い自由度がある。
空間に合わせて置き方を変えることができるのは大きなメリットだ!
【DELTA3 2000 Air】は買いか?

いろいろメリット・デメリットがあるのはわかったけど、結局「DELTA3 2000 Air」は買いなの?買いじゃないの?

そうだな。使い方次第なところもあるので、おすすめする人を解説しておこう!
「DELTA3 2000 Air」をおすすめする人
解説したように、「DELTA3 2000 Air」はポータブル性に全振りした設計なので、高容量とポータビリティーを両立させたい人におすすめのモデルと言っていいだろう!

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ただし、保証期間が2年と短いことからも想像できるように、「DELTA3 Max」よりも製品ライフは短くなる可能性があるのは留意しておきたい。

室内で、かつ定置で使うことをメインに想定している人には「DELTA3 Max」の方をおすすめする!

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まとめ
本記事で解説した「DELTA3 2000 Air」のように、ポータブル電源も次々と新しいコンセプトの商品が登場してきた。
ポータブル電源とソーラーパネルで電気の半自給生活をエンジョイしている筆者としてはうれしい限りだ。
「DELTA3 2000 Air」は高容量を気軽に持ち運びたい人にはぴったりのモデル。
是非本記事を参考にしていただき、自分にあったモデルを選択してポタ電生活を楽しんでほしい!
本格的な半オフグリッド生活を検討するならば、200V対応の大容量ポータブル電源が必要になる。下記で、おすすめの200V対応ポータブル電源を比較紹介しているので、興味がある方はこちらも是非訪問を!
ポータブル電源を購入したら、合わせてソーラーパネルも購入したくなるだろう?というか、電気自給生活や災害対策として是非購入すべきだ!2000Whのポータブル電源に合わせるなら、200Wクラスのソーラーパネルを並列で接続するのがおすすめだ。こちらの記事も合わせてどうぞ!
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