つい数年前までポータブル電源は、「100Vの小型エアコンは動かせても、200Vの大型エアコンを動かすことができない」というのが常識だった。
だが、2023年に「Anker」、2024年に「EcoFlow」、そして2025年6月、ついに「Jackery」からも相次いで200V対応の大容量ポータブル電源が商品化された。
また、電池システムは異なるものの、アメリカの会社「Zendure(ゼンデュア)」が、2023年に「SuperBaseV」という200V対応の半固体電池仕様ポータブル電源をいち早く商品化している。
本記事では、これら200Vに対応したポータブル電源の最新モデルについて、徹底比較してみたので紹介しよう。
本記事の結論:

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商品写真 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() ![]() |
メーカー | EcoFlow | EcoFlow | Jackery | Anker | ZENDURE |
型番 | DELTA Pro Ultra | DELTA Pro3 | 5000 Plus | Solix F3800 | SuperBase V6400 |
おすすめ度 | 本格派向き | スポット使用向き | |||
容量/Wh | 6144 | 4096 | 5040 | 3840 | 6438 |
増設可能容量/kWh | 6~30 | 8.1~24.5 | 10.8~30.24 | 7.6~26.8 | 12.8~64 |
発売日 | 2024/1 | 2024/6 | 2025/6 | 2023/11 | 2023/6 |
サイズ(奥行×幅×高さ)/cm | 2つに分離 | 69.3×34.1×41.0 | 39.0×42.0×63.5 | 39.5×38.8×70.2 | 73.0×32.0×44.7 |
体積/㎤ | – | 96888 | 104013 | 107589 | 104419 |
重量/kg | 31.7+50.7 | 51.5 | 60 | 60 | 59 |
電池種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | 半固体電池 |
定格出力(瞬間最大)/W | 6000 (9000) | 3600(7200) 5100(X-Boost) | 6000(12000) | 5000 (7500) | 3200 |
出力 100/200V (単相三線) | 〇/30A | 〇/18A | 〇/30A | ー | ー |
出力 200V | 〇/20A | 〇/18A | 〇/20A | 〇/20A | 〇/16A |
サイクル数 | 3500回/80% | 4000回/80% | 4000回/70% | 3000回/80% | 3000回/60% |
UPS/ms | 20 (オンライン:0) | 10 | 20 (オンライン:0) | 20 | 20 |
ソーラー入力/W | 5600 | 2600 | 4000 | 2400 | 3000 |
充電時間(80%) | 約92分(100%) | 約65分(X-Stream) | 約1.4時間(100%) (ハイブリッド) | 2.6時間(HyperFlash™️) | 約2時間 |
Bluetooth/WiFi | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
保証期間 | 5年 | 5年 | 5年 | 5年 | 5年 |
廃棄回収 | 有り(送料自己負担) | 有り(送料自己負担) | 有り(送料自己負担) | 有り(送料自己負担) | 有り(有償) |
参考価格(定価)/円 | 1,430,000 | 539,000 | 799,000 | 699,900 | 1,349,000 |
工事サポート | 〇 | 〇 | ー | ー | ー |
大容量ポータブル電源の魅力とは?

ポータブル電源の容量は年々高くなってきている。
ユーザーとしてはうれしい限りだ。

私が趣味の車中泊用にポータブル電源を意識し始めた2015年頃は、せいぜい250Wh前後のモデルが「ついに大容量ポータブル電源登場!」って宣伝されていたものだった。。。
車中泊旅を存分に楽しむために、愛車ハイエースの屋根にソーラーパネルを自作で載せているので、興味がある方はこちらの記事も合わせてどうぞ!
大容量ポータブル電源の魅力
あらためて大容量ポータブル電源の魅力について見てみよう!
- 様々な種類の家電を動かすことができる
- 複数の家電を同時に動かすことができる
- 家電を長時間使うことができる
- ソーラーパネルと組み合わせることで節電効果が大きくなる
- 停電や災害時に安心
- 使いたいところに持ち運んで使うことができる
①様々な種類の家電を動かすことができる
大容量であれば、1000Wを超えるような消費電力の大きな家電でも軽々と動かすことができる。
ひと昔前は電子レンジを動かすことなど考えられなかったが、大容量ポータブル電源ならば余裕でできる!
②複数の家電を同時に動かすことができる

家庭用途では、複数の家電を同時に動かすシーンは多々あるだろう。
大容量ポータブル電源であれば、出力ポートも豊富だし、パワーもあるので、複数の家電を同時に動かすことができる!
③家電を長時間使うことができる
例えば死にそうなくらい腹をすかしている時に、電子レンジで冷凍食品を解凍中に電池切れで停止してしまった日にはがっかりだろう。
残電池容量を気にしないで、家電を長時間使えることは、家庭用途では必要条件の一つなのだ!
④ソーラーパネルと組み合わせることで節電効果が大きくなる
本記事で紹介しているレベルの大容量ポータブル電源に興味がある方は、ソーラーパネルとセットでの使用を考えている方がほとんどだろう?
複数のソーラーパネルから発電された電気は、気象条件が良いとあっという間に小容量ポータブル電源を満たす。

早々にフル充電になってしまった後は、いくらソーラーパネルでまだまだ発電できる晴天の日でも、だまって指をくわえて眺めているしかない!節電生活を目指す方にとって、これは大変な機会損失であり、とても耐えられないだろう?
この点、大容量ポータブル電源であれば、更に夕方まで目いっぱい電気を蓄え続けてくれる。再生可能エネルギーとして利用できる電気量が増え、その分節電効果が大きくなるはずだ!
また、大容量ポータブル電源はいわゆる卒FIT対応としても相性が抜群にいい。
FIT関連の詳細は別記事で紹介しているので、興味がある方はあわせて訪問していただきたい!
⑤停電や災害時に安心
今や電気のない生活は考えられないと言っていいだろう。
電源さえ確保されていれば、停電時や災害時も大きな安心感が得られるに違いない。
近い将来必ず来るであろう大規模災害時にも、大容量ポータブル電源を備えておけば大いに活躍してくれるだろう!
⑥使いたいところに持ち運んで使える
大容量モデルには、ポータブルであることを担保する機能(取っ手や車輪)が備わっている。
おせじにも軽いとは言えないが、部屋の中で使いたいところに持ち運んで使うことができる。
同じく大容量タイプの定置型蓄電池との決定的な違いはココにあると言って良い!
200V対応ポータブル電源の魅力とは?

大容量タイプのポータブル電源の中でも200V対応となると、まだまだモデルは少ない。
では200V対応だといったい何が魅力なのだろうか?
以下で解説していこう!
200V対応のメリット
一般家庭用途で最大のメリットと言えば、リビング用の大型エアコンやIHクッキングヒーターを動かすことができることにつきるだろう。特にエアコンについては、これを動かすことができないからポータブル電源の導入をあきらめて定置型の蓄電池を検討している方もいるのではないだろうか?
200V対応のデメリット
一方でデメリットは、
などがあげられる。

さすがに取っ手や車輪がついてポータブルだとは言っても、、、キャンプ等アウトドアでガンガン使いまわすにはデカくて重すぎるので使い勝手が悪い!まあ、ココまで大容量だとアウトドアではそもそも電気を消費しきれなくて持て余すだろうが。
アウトドアで使うのであれば1000Wh前後の容量帯がちょうどいいと思う。
2025年の最新情報をベースに、各メーカーから商品化されている最新の1000Whクラスおすすめポータブル電源を紹介している。注意すべきポイントも筆者独自目線でわかり易く解説しているので、興味のある方はあわせてどうぞ!
200V対応モデルを徹底比較
ここからは、200V対応のポータブル電源5モデルを比較していこう。
まずはパッと見で比較できるように一覧表にまとめてみた。
商品写真 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() ![]() |
メーカー | EcoFlow | EcoFlow | Jackery | Anker | ZENDURE |
型番 | DELTA Pro Ultra | DELTA Pro3 | 5000 Plus | Solix F3800 | SuperBase V6400 |
おすすめ度 | 本格派向き | スポット使用向き | |||
容量/Wh | 6144 | 4096 | 5040 | 3840 | 6438 |
増設可能容量/kWh | 6~30 | 8.1~24.5 | 10.8~30.24 | 7.6~26.8 | 12.8~64 |
発売日 | 2024/1 | 2024/6 | 2025/6 | 2023/11 | 2023/6 |
サイズ(奥行×幅×高さ)/cm | 2つに分離 | 69.3×34.1×41.0 | 39.0×42.0×63.5 | 39.5×38.8×70.2 | 73.0×32.0×44.7 |
体積/㎤ | – | 96888 | 104013 | 107589 | 104419 |
重量/kg | 31.7+50.7 | 51.5 | 60 | 60 | 59 |
電池種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | 半固体電池 |
定格出力(瞬間最大)/W | 6000 (9000) | 3600(7200) 5100(X-Boost) | 6000(12000) | 5000 (7500) | 3200 |
出力 100/200V (単相三線) | 〇/30A | 〇/18A | 〇/30A | ー | ー |
出力 200V | 〇/20A | 〇/18A | 〇/20A | 〇/20A | 〇/16A |
サイクル数 | 3500回/80% | 4000回/80% | 4000回/70% | 3000回/80% | 3000回/60% |
UPS/ms | 20 (オンライン:0) | 10 | 20 (オンライン:0) | 20 | 20 |
ソーラー入力/W | 5600 | 2600 | 4000 | 2400 | 3000 |
充電時間(80%) | 約92分(100%) | 約65分(X-Stream) | 約1.4時間(100%) (ハイブリッド) | 2.6時間(HyperFlash™️) | 約2時間 |
Bluetooth/WiFi | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
保証期間 | 5年 | 5年 | 5年 | 5年 | 5年 |
廃棄回収 | 有り(送料自己負担) | 有り(送料自己負担) | 有り(送料自己負担) | 有り(送料自己負担) | 有り(有償) |
参考価格(定価)/円 | 1,430,000 | 539,000 | 799,000 | 699,900 | 1,349,000 |
工事サポート | 〇 | 〇 | ー | ー | ー |
比較表の青字部分が優れている項目を示している。

ちょっとゴチャゴチャ・目がチカチカして分かり難いので、各主要スペックについてどちらが優劣なのかが簡単にわかるように、サマリー表にしてみた!
項目 | DELTA Pro Ultra | DELTA Pro3 | 5000 Plus | Solix F3800 | SB-V6400※① |
---|---|---|---|---|---|
容量 | ◎ | 〇 | ◎ | 〇 | ◎ |
サイズ感(重量・体積) | △ | 〇 | 〇 | △ | ◎※② |
定格出力 | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ | △ |
サイクル性能 | 〇 | ◎ | 〇 | △ | △ |
UPS切り替え時間 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
充電時間 | 〇 | ◎ | 〇 | △ | △ |
(サポート) | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
※①SB:SuperBaseの略。※②「ZENDURE SB-V6400」の容量は他メーカーに比べて大きいので単純比較は難しい点を考慮している
5モデルを総合的に比較
重量・サイズ感の比較
数値だけ見ると、「DELTA Pro3」が最も軽くてコンパクトに見える。
だが、「SB-V6400」の容量が50%以上大きい点を考慮すると、設計的には「SB-V6400」が最も重量・体積効率が良い(エネルギー密度が高い)と言える!
「SB-V6400」のエネルギー密度が高い理由
チョット専門的になるが、マニアックな方のために、一部筆者の推定(実はこの領域は筆者の大好物)も含めて理由を考えてみた!
等が主な要因として考えられる。
性能面の比較
出力やサイクル性能はリン酸鉄を採用しているモデルが優秀だ。
「SB-V6400」は容量が大きい割に出力が小さい。
これは半固体電池に採用されている電解質設計の電気導電性が低いためだと思われる(筆者の推定)。
家庭用電源(グリッド)接続
100/200V(単相三線)の出力ポートを備えているのは「DELTA Pro Ultra」、「DELTA Pro3」、「5000 Plus」の3モデル。

私が推奨しているDIYによる太陽光発電システムの構築の範疇を少々超えてしまうが、、、ポータブルとしてだけではなく家庭用の電源に接続してフル活用したい場合はこの3モデルが選択肢になる。
製品廃棄回収対応
200V対応ポータブル電源のような高容量タイプだと、サイズが大きいので廃棄するにも一苦労だ。
幸い各社とも回収サポート対応を行っている。
だが、「SB-V6400」は見積もりを取った後に有償回収となるので留意しておこう。
200V対応ポータブル電源ランキング紹介
【EcoFlow DELTA Pro Ultra】 おすすめ🥇
おすすめNo.1は「EcoFlow DELTA Pro Ultra」だ!
「EcoFlow DELTA Pro Ultra」がおすすめNo.1である理由
今やポータブル電源メーカーとしての「EcoFlow」ブランドが、ゆるぎない地位を築いていることはだれも疑う余地はないだろう。もちろん、圧倒的な市場の信頼と実績あっての結果である。
200V対応の電化製品を満足に使うのにふさわしい容量と性能。また、このレベルのスペックになると商用電源(家庭用電源)に接続することをおすすめするが、EcoFlowはこの際のサポート体制も充実している!
DELTA Pro Ultra+Power Switch Kitは、札幌版次世代住宅補助金制度の対象製品になりました。最大220万円の補助金が申請可能です。詳しくは:札幌版次世代住宅基準/札幌市 (city.sapporo.jp) メーカーHPからそのまま引用!
気になる点

家庭用電源に接続しない前提で、スポット的な使用を想定している方にはさすがにオーバースペック感がある。また家庭用電源に接続するには電気工事士の資格が必要だ。あくまでもポータブルとしての使用をメインに想定している方は、次におすすめする「DELTA Pro3」を選択するのが良いだろう!
エクストラバッテリーのすすめ

家庭用電源に接続して使用するにはエクストラバッテリーがあればさらに使い勝手が良くなる。「DELTA Pro Ultra」には1台6kWhのエクストラバッテリーを最大5台まで連結することができるのだ!この場合、エクストラバッテリーも含めたTotalの最大容量は30kWhにもなる!これは、もはや一般的な定置型の家庭用蓄電池よりも大容量になるのだ(下記補足参照)!

補足・・・安全上、これまで家庭用(定置型)の蓄電池容量は最大でも4800Ah未満であることが定められていた。家庭用蓄電池にはポータブル電源と同じく、リチウムイオン二次電池(定格電圧3.7V)が使用されているので、4800mAhをわかり易くWhに換算すると17.76kWhになる。尚、2024年1月の消防法令改正により、これが20kWhまでに緩和された(総務省消防庁HP)。日本政府が蓄電池を推進しているので、今後さらに緩和される可能性はある。引き続きWatchしていきたい!
家庭用電源に接続する場合
既に解説したように、「DELTA Pro Ultra」レベルのスペックになると、家庭用電源にも接続させたい。
このような方向けに、EcoFlowではPower Switch Kitも合わせて商品化している。
何度も言うが、分電盤につなぐDIYは電気工事士資格が必要になるので、一般向きではない。専門知識のない方がユーチューブ等を見ながら独自で作業すると、とても危険なので、絶対にやめておこう!
幸い、EcoFlowでは公式サイトからの製品購入の場合に限り、自社の専門チームが施工業者と直接提携し、技術相談から設置工事まで一貫対応してくれる!


電気工事士の資格を持っていない方、また持っていても自信がない方はプロにお願いしよう!
【EcoFlow DELTA Pro3】 おすすめ🥈

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おすすめNo.2は「EcoFlow DELTA Pro3」だ!
「EcoFlow DELTA Pro3」がおすすめNo.2である理由
本格的に家庭用電源に接続するほどではないが、200Vの電化製品を使いたい方には「DELTA Pro3」がおすすめだ。もちろん、エクストラバッテリーもそろえて家庭用電源でコンセント感覚で使いたい方にも十分満足できるだろう。
エクストラバッテリーのすすめ

200V対応の大型エアコンを満足に稼働させ続けるには、できればエクストラバッテリーも合わせて導入しておきたい。もちろん、災害時にもエクストラバッテリーがあるとさらに安心感が増すだろう!「DELTA Pro3」では専用のエクストラバッテリー(4kWh)が用意されている。1台の「DELTA Pro3」に対し、2台のエクストラバッテリーの連結が可能だ!つまり、1台あたりTotalで12kWhまで拡張できるのだ!
ちなみに、「DELTA Pro3」本体は2台の連結が可能なので、この場合はエクストラバッテリーも含めたTotalの最大容量は24kWhにもなる!

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家庭用電源に接続する場合
最初はポータブルとしての使用で満足していても、慣れてくると家庭用電源につなげてみたくなる日がくるかもしれない。
このような方向けに、EcoFlow(製品は日東工業株式会社製)では電源切替盤も販売している。
だが、すでに解説したように分電盤につなぐDIYも電気工事士資格が必要になることをお忘れなく!

「DELTA Pro Ultra」の項で紹介したように、プロにお願いしよう!
【Jackery 5000 Plus】 おすすめ🥉

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おすすめNo.3は「Jackery 5000 Plus」だ!
「Jackery 5000 Plus」がおすすめNo.3である理由
そろそろ・・・と思っていたが、ようやくJackeryも200V対応のモデルを商品化してきた!
しかも容量:5040Wh、出力:Total6000Wと「EcoFlow DELTA Pro3」を大きく上回る性能だ。間違いなく「EcoFlow」を意識した設計だと思われる!
Jackery独自技術のCTB(セル・トゥ・ボディ)が採用されており、スリム・コンパクト設計を実現!

気になる点
「Jackery 5000Plus」も「EcoFlow DELTA Pro Ultra」と同じく家庭用電源に接続したくなる性能だと思う。そうでないとスペックを活かしきれない。だが、Jackeryは、EcoFlowのように工事・機器提供のサポート体制が充実していないのが残念なところ。

もちろん電気工事士の資格をもっており、自分でバリバリグリッドに接続できる方は全く気にならないだろうが。
エクストラバッテリー
「Jackery 5000Plus」を家庭用電源に使う場合も、エクストラバッテリーがあると更に便利だ。
本格的なユーザーは合わせてそろえておきたい。
【Anker Solix F3800】 ランク外

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「Anker Solix F3800」のメリット・デメリット
Ankerも「EcoFlow」に負けないくらいの信頼と実績のあるブランドだ。「Solix F3800」は比較的低い容量ながらTotal出力5000Wを達成している。
「DELTA Pro3」では、最大拡張時に2台の本体を連結させる必要があるのに対し、「Solix F3800」は1台の本体で6台のエクストラバッテリーを連結させることができる!ポータブルと言いながらある程度固定した場所で、容量を最大限まで拡張させて使用したい方には大きなメリットであろう。
容量の割に本体重量が重い。200V対応の高容量ポータブル電源なので、多少の高重量は覚悟の上とは言え、、、Jackeryの5000Plusと同じというのは・・・
全体的にやや性能は見劣りしている。
単相三線100/200V出力には対応していないので、家庭用電源に接続するには不向き。ただし、スポットでの使用を想定されている方にとっては関係ないので、万人にデメリットというわけではない!

Ankerは業界に先駆けて廃棄回収の無料サポートを2022年の段階で開始するなど、顧客に寄り添った姿勢はとても評価できる!スリムな縦長形状や高い拡張性に魅力を感じる方は、「Solix F3800」を選ぶのももちろんアリだろう!
【ZENDURE SB-V6400】 ランク外
最後に「ZENDURE SB-V6400」を紹介しよう!
「ZENDURE SB-V6400」のメリット・デメリット
既に解説したように、重要・体積効率は一番優れている。また電池異常発熱時に着火し易い電解液成分が少ない(半固体)ので、安全性はリン酸鉄同等かそれ以上と言われている。
高容量の割には出力が見劣りする。また、サイクル数は3000回であるが容量維持率60%でのカウントなので、「Solix F3800」よりも悪い。
廃棄回収サービスは対応しているものの、唯一有償サービスであるところも気になる。
性能の割に価格が恐ろしく高い!これなら「DELTA Pro Ultra」単体、もしくは「DELTA Pro3」、「Jackery 5000Plus」を選択してエクストラバッテリーを揃えた方が良い!

「SB-V6400」は他社の200V対応モデルが登場する前は魅力があったが、今となってはおすすめするのは難しいモデルだ。
まとめ
一般的な1000Whクラスのポータブル電源は、各社から商品が乱立しており選択に悩んでしまうかもだが、幸い200V対応のポータブル電源の場合は、まだまだ少数に絞られる。
だが、選択肢が少ないがゆえに、ココは慎重に選択したい!
加えて200V対応のポータブル電源は高価なので、絶対に失敗したくないだろう?
本記事を最後まで読んでいただいた方は、どのモデルがご自分に合っているかはっきりしたのではないだろうか?
早速あなたも半オフグリッド生活の世界に足を踏み込んでみてはいかがだろうか?
半オフグリッド生活を満喫するには信頼のおけるソーラーパネルも必須アイテムだ。大容量ポータブル電源に合わせるなら、200Wのソーラーパネルを複数枚使って接続するのがおすすめ。こちらの記事も合わせてどうぞ!
自宅にソーラーパネルと蓄電池を導入して楽しいエコライフをおくったり、災害に備えたりする方法はいくつかある。どんな方法があるのか興味がある人はこちらの記事もどうぞ!
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