2026年10月、ついにEcoFlowの第4世代、「DELTA 3000 Gen4」がリリースされた。
果たしてGen4では何がどう変わったのか???

気になっている方も多いだろう?
そこで本記事では、「DELTA 3000 Gen4」と同一容量の旧モデル「DELTA 3 Ultra Plus」※①を徹底比較してみた。
※①「DELTA 3 Ultra」はすでに販売終了済。また「DELTA 3000 Gen4」リリースに伴い、「DELTA 3 Ultra Plus」も在庫無くなり次第販売終了となる(EcoFlow公式サイトより)。
「DELTA 3000 Gen4」が気になっている方は是非参考にしていただきたい!
■本記事で得られる情報:
【DELTA 3000 Gen4】と 【DELTA 3 Ultra Plus】の違い
まず「DELTA 3000 Gen4」と「DELTA 3 Ultra Plus」の違いを項目ごとに分解しながら見てみよう。

形状・サイズの視点
| モデル名 | DELTA 3000 Gen4 | DELTA 3 Ultra Plus |
| サイズ/cm (長さ×幅×高さ) (体積/㎤) | 28.9×47.7×28.2 (38875) | 61.3 × 32.8 × 39.5 (79420) |
| 重量/kg | 26 | 33.7 |
| その他 | ・パネル面:側面 ・キャリー機能無し | ・パネル面:前面 ・車輪・ハンドル有り |
■操作パネル面:前面 → 側面(幅広面)
まず上の画像をパッと見ておわかりのように、操作パネルの配置が大きく変わった。
多くのポータブル電源メーカーと違って、EcoFlowのDELTAシリーズは奥行きが長く幅が狭い、いわるゆる縦型形状を貫いてきたが、Gen4では幅広設計が採用された。
これに伴い、操作パネル面も前面 → 側面(幅広面:Gen4ではこれが前面になるのかもだが)に変更された。

私はリビングのチョットした隙間に収まるEcoFlow独特の縦長形状に使い勝手の良さを感じていたのだが・・・。後で紹介する冷蔵庫関連の新機能を活かすために、キッチン周りで使用することを想定(電子レンジサイズ・形状)したのか?それとも操作パネル面積や排熱効率UPのためか?まあ、形状はそれぞれの好みもあるだろう。
■標準キャリー機能(車輪・ハンドル)廃止
「DELTA 3000 Gen4」では車輪と収納可能なハンドルがなくなった。
その分、前モデルから52%もの体積削減(少なからず重量減やコスト削減にも寄与しているはず)を実現している。

これについては賛否両論であろうが、私は大いに評価したい。なぜならば、この高容量になると頻繁に移動して使用する場面はめったにないからだ。めったに使わないキャリー機能のためにサイズや重さ・コストを犠牲にするのはもったいない。もちろん、頻繁に持ち運びを想定されている方は、オプションの台車が用意されているので、台車の上に載せておけば両立も可能だ!
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■重量大幅減
上で解説した設計変更(おそらく他にも複数の変更による寄与があるはず)などにより、大幅な重量減(約7.7kg!)を実現!

3000Whクラスの高容量でこのサイズ感・重量感はうれしい!
性能・機能の視点
| モデル名 | DELTA 3000 Gen4 | DELTA 3 Ultra Plus |
| 容量/Wh | 3072(51.2V/60Ah) | 3072(51.2V/60Ah) |
| 増設可能容量/kWh | – | 11.3 |
| 電池種類 | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン |
| 定格出力(最大出力)/W | 3000(6000) | 3000(6000) |
| UPS/ms | 10 | 10 |
| サイクル数/回 | 非公表 | 4000(70%) |
| AC充電時間(100%)/H | 2.3 | 2.6 |
| AC出力ポート数 | 4+1(30A) | 4+1(30A)2分割制御 |
| USB出力 | Type A:36W × 1 Type C: 65W × 2 Type C: 140W × 1 | Type A:18W × 1 Type C: 45W × 2 Type C: 140W × 1 |
| DC出力 | – | 〇(シガー・アンダーソン) |
| ソーラー入力/W | 1000(LP60) | 800×2(XT60i) |
| Bluetooth/WiFi | 〇 | 〇 |
| パススルー | 〇 | 〇 |
■容量・出力性能
容量、出力は変更なし。
バッテリー構成は両モデルとも16直列接続であろうところまでは読み取れるが、並列数・総電池数・電池設計まで同じかどうかは情報不足のため不明。

ただし、少なくとも「DELTA 3000 Gen4」では、超低抵抗タイプ(タブレス集電構造)の円筒形電池が採用されていることがうかがえる(下記画像参照)。


以前、電気自動車メーカー:テスラの電池でこの集電構造(従来のタブ2~3本での集電はなく、電極全周から集電することで集電抵抗を劇的に低減させている!)が採用されて話題になったことがある。当然最近のポータブル電源でも使われ始めているであろうとは思っていたが、今回明確に確認できた!※②
※②筆者はサラリーマン時代に電池関連の技術開発をマネージしていたことがあるのでこの辺の事情に詳しい!
あえて、画像まで見せてきたところを見ると、やはり電池容量は同じでも設計は異なるのかもしれない?
■サイクル回数
残念ながら、執筆時点では「DELTA 3000 Gen4」のサイクル数は非公表となっているため、詳しい考察はできなかった。

この辺からも電池設計が変わっている可能性をうかがわせる。いずれにしても、製品保証期間(5年)に変更がないことから、十分なサイクル性能であることは間違いないだろう。そもそも(別記事でも何度もコメントしているが)、サイクル回数は多いに越したことはないが、あくまでも参考値だ。あなたの使い方次第で如何様にも変わることを留意しておこう!※③
※③筆者は研究・開発職でサイクル評価を自分で行っていたことがある。実際に環境条件が少しでも変わるとサイクル性能は劇的に変わる。皆さんも末永く使いたいなら、少しでも電池に優しい環境(≒人間にとって快適な環境)で使用することをおすすめする!
■DC出力ポート
「DELTA 3000 Gen4」で、DC出力ポート(シガー・アンダーソンどちらも)がなくなった。
筆者もそうであるが、おそらく使用する人が少ないからであろう。キャリー機能同様、これも評価できる!

どうしてもDCポートを使用したい場合は、下記のようなUSBからの変換アダプターで対応できる!
■ソーラー入力
「DELTA 3000 Gen4」で、入力電力がTotal1600W → 1000Wになった。
もともと3000Whクラスの容量に対して、1600W入力が過剰だと筆者は感じていたので、多くの方にとっては1000W入力でも不便に感じることはないだろう。

それよりもソーラー入力端子に関して、「DELTA 3000 Gen4」では入力端子がXT60i → LP60に変更された。XT60iで直接接続できた方が便利だと思うのだが、なぜ今回LP60に変換して差し込む方式に変更されたのかは???
その他の視点
| モデル名 | DELTA 3000 Gen4 | DELTA 3 Ultra Plus |
| 筐体素材 | UL 94 5VA規格レベル | UL 94 5VA規格レベル |
| 侵入性能 | IP20 | IP20 |
| その他 | ・Storm Guard機能 ・5年保証 ・冷蔵庫稼働時間ブースト ・TOUモード | ・Storm Guard機能 ・5年保証 ・TOUモード(ファームウエアで対応) |
■業界初!冷蔵庫稼働時間ブースト機能搭載

「DELTA 3000 Gen4」で、業界初の冷蔵庫稼働時間ブースト機能が搭載された。
冷蔵庫稼働時間ブースト機能により、停電が長引いた場合でも、冷蔵庫の消費電力をスマートに最適化する(コンプレッサーの動きを検知して電力出力を調整しているようである:参考情報)ことができる。これにより、限られたバッテリー容量を効率よく使い、冷蔵庫をより長く稼働させることができるという。
■その他安全性&信頼性
安全性や信頼性はもともと「DELTA 3 Ultra Plus」でも高い保護機能を備えているので、「DELTA 3000 Gen4」でもそのまま維持されている。
参考:IP規格について
IP規格について、少し補足解説しておこう。
IP(International Protection)規格とは、国際的な標準化団体であるIEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)の規定の一つである。
特に電子機器などの防水や防塵に関する程度を示す等級文字で、IP保護等級と呼ばれている。
IP規格は具体的には「IP〇△」と表示され、〇や△に数字が入る。
〇や△の数字の意味は以下の通り。
〇:第1特性と言い、固形物や粉末に対する「防塵性」を示す
△:第2特性と言い、水に対する「防水性」を示す
「IP20」ならば
- 2:直径12.5 mm以上の固形物が入らないように保護
- 0:無保護
ことを証明している(数値の詳細はこちらを参照)。

防水性0(無保護)が気になっている方がいるかもだが、頻繁に屋外に持ち出すことを想定していない高容量モデルでは極一般的であり、気にかけるところではないと思う。頻繁に屋外に持ち出したいならば、防水設計モデルか、軽量・コンパクトなモデルを選択すべき。
【DELTA 3000 Gen4】をおすすめする人

当てはまる人は早速「DELTA 3000 Gen4」の導入を検討してみよう。ソーラーパネルと合わせて導入するのがおすすめだ!
【DELTA 3800 Gen4】:もっと容量が欲しい方へ
「DELTA 3000 Gen4」と同じタイミングで、もう一段高容量(3763Wh)の「DELTA 3800 Gen4」もリリースされている。
同じGen4だけに、基本性能は「DELTA 3000 Gen4」同等の高性能モデルだ。
容量・サイズ以外で「DELTA 3000 Gen4」との主な違いは
- 容量拡張に対応:11.8kW
- ソーラー入力電力UP:1000 → 2000W
- 走行充電入力電力UP:500 → 1000W
くらいである。

「3072Whでは心配・物足りない」という方は「DELTA 3800 Gen4」を選択するのももちろんアリだ!こちらもソーラーパネルとセットで導入することをおすすめする。
まとめ
「DELTA 3000 Gen4」は、3000Wh級の大容量モデルでありながら、軽量・コンパクト設計を実現したポータブル電源である。
このようにポータブル電源は年々確実に進化している。
だからと言って、いつまでも購入を先延ばしにして肝心かなめの大規模災害時に間に合わないようでは本末転倒だ!
その間のエコ生活の機会損失だってばかにならない。
特に今回のGen4リリースは、頻繁に行われるマイナーチェンジとは違って、大きなモデルチェンジだ。
これから3000WhクラスのEcoFlowモデルの導入を考えている方は、旧モデルを拾うよりも最新モデル「Gen4」の導入をおすすめする。
【期間限定・購入特典】10/23~11/07の期間中にDELTA 3000 Gen4 シリーズ商品を購入すると、専用キャリーカート、XT60-LP60変換ケーブル、EcoFlow Power Hat(EFPowerHat-M-L)の3点がプレゼントされる!



