【2025年】DIYでおすすめの100Wソーラパネルは?各メーカーを徹底比較!

DIY
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はじめに

 ソーラーパネルを使った太陽光発電のDIYが人気だ。

 おそらくこの記事を読んでいるあなたも興味深々なのでは?

 本記事では、DIYで手軽に取り扱うことができる100W出力のソーラーパネル(ハードフレームタイプ)について、各メーカーの最新モデルを徹底比較してみた。

 是非選択の参考にしていただければ!

★本記事の結論
  • 長期間安心してソーラーパネルを使いたい方は、「RENOGY(レノジー)N型高効率がおすすめ!

ソーラーパネル徹底比較

 今回比較したソーラーパネルメーカーは以下の通りである。

  • RENOGY(レノジー)
  • EcoFlow(エコフロー)
  • ECO-WORTHY
  • Oasis Solar
  • DOKIO
  • LVYUAN(リョクエン)
  • HQST(HIGH QUALITY SOLAR TECHNOLOGY)

 ソーラーパネルは今や汎用品になってきたので、メーカーの淘汰・入れ替わりも激しい。

 今回の最新調査では2022~2023年の調査から一部入れ替えた。

 早速比較結果を紹介しよう(価格は毎月の変動が激しいので定価・参考扱いとしている)。

メーカー
RENOGY
N型高効率

RENOGY

EcoFlow

ECO-WORTHY

Oasis Solar

DOKIO

LVYUAN/リョクエン

HQST
おすすめ度5.0
おすすめ🥇
4.5
おすすめ🥈
4.0
おすすめ🥉
3.53.5
注目!
3.53.53.0
本社/設立年米国/2010米国/2010中国/2017多国籍/2007中国?/不明中国/2007中国/2010米国/2015
種類単結晶単結晶単結晶単結晶単結晶単結晶単結晶単結晶
出力/W100100100100100100100100
サイズLWT/cm86.5/57.8/3.0106.2/53.0/3.598.0/58.6/3.089.5/58.5/3.5119.0/45.0/3.097.0/56.5/2.5106.0/53.5/3.5106.0/53.0/3.0
重量/kg5.96.46.25.985.765.35.96.2
変換効率/%24.821232323202121.5
耐雪/耐風5400/2400Pa5400/2400Pa209㎞/h
≒2300Pa※①
5400/2400Pa5400/2400Pa5400/2400Pa3600/2400Pa5400/2400Pa
製品保証5年5年5年1年1年1年1年不明
個別毎
品質※②
価格(参考)/円
定価
13,90012,900
(2枚25,800)
16,500
(2枚33,000)
10,8008,9809,59910,9987,680
※①空気密度:1.225㎏/m3で筆者が計算 ※②筆者調査による

「RENOGY(レノジー)N型高効率」 おすすめ🥇

店員
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RENOGY N型高効率 100W

 おすすめNo.1は「RENOGY」の最新型「N型高効率」である!

「RENOGY N型高効率」がおすすめNo.1である理由

  • 業界最高レベル高効率25%を達成
  • 影に強い構造設計採用
  • 軽量・コンパクト設計
  • 品質保証期間5年の業界最長保証

ついに「RENOGY」から待望の新商品がリリースされた。

 筆者は「RENOGY」の旧タイプを長年使い続けてきたが、さすがに性能面で他社に見劣りしてきた感があったので、ずっと改善を待ち望んでいた!

この商品は業界最高水準の高変換効率25%もさることながら、筆者が評価したいのは、発電時のパネル内集電パス構造を工夫(バスバー本数9→16BBに増)することで、陰に強い設計が採用されたことである(下記参照)!

引用:RENOGY HP

ソーラーパネル面に常に太陽光が均一にあたることはないので、この設計変更はうれしい!

興味がある人
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ところで変換効率ってなに?

筋肉おやじ
筋肉おやじ

ざっくり言うと、ソーラーパネルに入射した光(太陽光)エネルギーの内、電気エネルギーに変換された割合のことだ。ソーラーパネルの場合はおおよそ20%前後と考えておけばいいだろう。水力発電が80%前後、風力発電が30~40%前後って言われているから、太陽光発電の効率は比較的低いと言える。

 もちろん、「RENOGY」は信頼と実績が十分にあるメーカーである。

 業界最長の5年間の製品保証に加え、25年間80%の出力を約束(リニア劣化保証)している。

5年保証は品質が安定していると自負できるメーカーしか採用することができない。その分、品質コスト※①がかかるため、価格はややお高くなるが、長期的にみれば圧倒的に安いと感じるのにそう時間はかからないだろう!

※①品質検査にかかる装置や人件費、不良品選別工程で規格に満たない製品を一定数リジェクトしている。価格が極端に安いメーカーはココのコストを削っている可能性が高いので要注意!

筋肉おやじ
筋肉おやじ

高効率化により軽量・コンパクト化も達成している。文句なしで「RENOGY N型高効率」がおすすめNo.1だ!

「RENOGY(旧モデル)」 おすすめ🥈

 おすすめNo.2は「RENOGY」の旧モデルである。

「RENOGY 旧モデル」がおすすめNo.2である理由

  • 品質保証期間5年の業界最長保証
  • 圧倒的な市場の信頼実績
  • 筆者の使用感
  • 旧モデルとなったことによる値ごろ感

筆者は長年ココに紹介した旧モデルを使っているが、特に大きな不具合を感じたことはない。筆者の実感も合わせて、市場の信頼と実績は十分と言って良い!

おすすめNo.1で紹介したN型高効率モデルがリリースされたことで旧モデルとなり、値ごろ感がでてきた!コスパも魅力的!

筋肉おやじ
筋肉おやじ

旧モデルになったとは言え、まだまだこの商品もおすすめできる!

「EcoFlow」 おすすめ🥉

店員
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EcoFlow 100W×2枚

 おすすめNo.3は「EcoFlow」である。

EcoFlowがおすすめNo.3である理由

  • 品質保証期間5年の業界最長保証
  • 圧倒的な市場の信頼実績
  • 変換効率23%

 品質信頼性に関しては「EcoFlow」も申し分ないメーカーである。

 変換効率も23%とRENOGYのN型高効率モデルが登場するまでは、業界最高水準であった。

 もちろん、性能は申し分ない。

 ただ、EcoFlowは

ハードフレームタイプのソーラーパネル事業にあまり熱心ではない?ように感じられる※④

※④あくまでもソーラーパネルを長くWatchしてきた筆者の主観だ。

 EcoFlowのソーラーパネル商品ラインナップを見ても、ほとんどが折りたたみタイプやフレキシブルタイプばかりで、ハードフレームタイプの出力違いは100W(しかも2枚セットのみ)と超大型タイプの400Wの2モデルしかない。

 どちらかというと、アウトドア志向の方に人気の高い折りたたみタイプやフレキシブルタイプの方に力を入れているように感じるのだ。

 もう少し、ハードフレームタイプのラインナップを充実させてほしいものだ。

「EcoFlow」は2017年設立のポータブル電源としては後発メーカーであるが、バッテリーに詳しいエンジニア集団が開発陣に加わっているので、ポータブル電源の商品開発技術力は非常に高いと思う。中国メーカーという先入観はココに関しては持たない方がいい。

「ECO-WORTHY」 おすすめNo.4

店員
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ECO-WORTHY 100W コントローラーセット

 ECO-WORTHYは、2022~2023年の調査ではランク外にしていた。

 今回はおすすめNo.4として紹介したい。

ECO-WORTYがおすすめNo.4である理由

  • パネル性能改善
  • 品質対応の変化
  • コスパを求める人には選択肢としてアリ

 2022~2023年の調査時は、ECO-WORTYのパネル変換効率は21%であったが、現在ラインナップされているパネルは23%と改善されている。

 また、品質改善や品質クレーム対応にも力を入れてきているようで、この点も評価できる。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

RENOGYやEcoFlowには及ばないものの、コスパの優先度が高いと考えている方にとっては十分選択肢に入るレベルになってきていると思う。

「Oasis Solar」注目!

 「Oasis Solar」は筆者も2024年末に初めて知ったメーカーである。

 Amazonの情報では、2024年9月以降に各出力違いのソーラーパネルの新商品を出しているようだ。

 なので、実績はまだまだ未知数ではあるが、初期使用者のレビューを見る限り悪くなさそうだ。

 性能も詳しくチェックしたが気になる点はない。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

「Oasis Solar」は、今後注目のメーカーになりそうだ。クールなブラックのパネルカラーもそそられるではないか!

その他メーカー

 その他ランク外の「DOKIO」、「LVYUAN」、「HQST」についても、解説しておこう。

DOKIO

 2007年中国で設立されたソーラーパネルの製造・販売を専門とするメーカーである。

 日本ではあまり知られていないメーカーであるが、海外では比較的メジャーなメーカーだ。

 「DOKIO」は唯一パネル厚みが2.5cmと非常に薄い。

 結果として一番軽いモデルになっている。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

重量にこだわりがある方は選択するのもアリだろう。

LVYUAN(リョクエン)

店員
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LVYUAN 100W コントローラーセット

 「LVYUAN」は日本代理店(アコラデイジャパン株式会社)が販売運営しているので、日本ではよく知られているメーカーだ。

 なので、万が一問題が発生した場合でもサポートを受けやすいのはメリットだ。

 以前は品質に大きな不安があったが、最近は改善されてきた。

 コスパ重視の方は選択肢としてアリだろう。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

ただし、他メーカーに比べて唯一耐雪性能低いので、冬に雪が多く降る地域の方はやめておいた方がいいだろう。

HQST

店員
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HQST 100W×2枚

 「HQST」はあまり聞きなれないメーカーだと思う。

 ちなみに「HQST」とはHIGH QUALITY SOLAR TECHNOLOGYの略だ。

 2015年からアメリカを中心に事業展開しているので、アメリカでの口コミの方が参考になるのだが、調査していくと品質にばらつきがありそうな印象だ。

この辺は先に紹介したように、価格にもあらわれている(Amazon価格で非常に安い)のではないかと思う!

 また、「HQST」はHPやモールサイトの商品紹介に製品保証を明記していないのも気になる。

 FAQを探っていくと、どうやら個別の事案毎に対応しているようであった。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

失敗してもいいから当たりを信じて初期費用を抑えたい人はチャレンジしてみるといいだろう?私はこのようなチャレンジしないが・・・

DIY用ソーラーパネル選定の前提条件

 説明が前後するが、今回のDIY用ソーラーパネル比較の前提は以下としている。

  • DIYで扱いやすい100Wクラスのパネルを対象とする
  • ハードフレームタイプを対象とする
  • 比較的細長の長方形状を対象とする

①100Wクラスで比較

 今回比較するソーラーパネルの出力は100Wクラスとした。

 理由はこのクラスがサイズ的にも重量的にもDIYで最も取り扱いやすいからである。

 また、最近ようやくチラホラ見かけるようになってきた車の屋根にソーラーパネルを装着したくなった場合を考えても100Wクラスが適している。

なぜ車の屋根に100Wクラスのソーラーパネルが適しているのか?

 数日間の滞在を想定した一般的な車中泊用途に適したソーラーパネルの出力は合計で200W前後であると筆者は考えている。

興味がある人
興味がある人

じゃあ、200Wパネル1枚でいいんじゃないの?

筋肉おやじ
筋肉おやじ

そう思うだろう。だが、ソーラーパネルを車の屋根に設置する時に、200W1枚だと大きすぎて1人では作業性が悪いのだ!

 これは自宅用においても少なからず同じことが言える。

 なので、100Wパネルを2枚並列に接続して使うのがおすすめだ!

筋肉おやじ
筋肉おやじ

もちろん私も一番最初は100W×2枚で使用を開始した!

ソーラーパネル出力とポータブル電源容量の関係は?

 ソーラーパネル出力とポータブル電源容量・充電時間の関係をチョットだけ考えてみよう!

●1000Whのポータブル電源の場合、
 100Wパネル1枚     :100W × 10h = 1000Wh
 100Wパネル2枚(並列) :200W × 5h =1000Wh

つまり、パネル2枚並列接続だと、理論上は5時間でフル充電になる。ただし、1日中カンカン照りってことはないし、パネルの出力も100%ではないので、実際には100Wパネル2枚でおおよそ1日(6~7時間)でフル充電になるってことだ。

筋肉おやじ
筋肉おやじ

1000Wh容量のポータブル電源には、100Wパネル×2枚が絶妙に相性がいいってことがわかるだろう!

②ハードフレームを選択

 ソーラーパネルタイプで人気が高いのは、「折りたたみタイプ」や「フレキシブルタイプ」だろう。

折りたたみタイプのソーラーパネル

 確かに、折りたたみタイプは持ち運び前提であればとても便利だ。

ただし、障率が高く、寿命は期待しないほうがいい。

 これはパネルに過度なストレスがかかりやすいためと容易に想像できる。

フレキシブルタイプのソーラーパネル

 フレキシブルタイプは扱いが楽で、車の場合はペタペタ貼り付けるだけで一見簡単に取り付けることができそうに見える。

だが、シーリングを使ったり、両面テープで貼り付けるので、一度貼り付けたら取り外すのが大変だ。

何よりも直接貼り付けることが一番問題なのだ!

筋肉おやじ
筋肉おやじ

想像してみてほしい。あの炎天下で目玉焼きができてしまうほど焼きついている鉄板の屋根に貼り付けるのだ。寿命を期待する方が間違っている。

 2-3年使いの消耗品扱いとして考えるならばこのタイプでもいいが、よほどのこだわりがない限り、ハードフレームタイプをおすすめする。

フレキシブルタイプは話題のペロブスカイトの登場まで待っておこう!

車にソーラーパネルを取り付ける方法について、代表的な方法とそれぞれのメリット・注意点について詳細かつわかり易く解説しているので、是非こちらも参考にしてほしい。

③比較的細長の長方形状とする

筆者のハイエース。RENOGY100W×2枚を装着している!

車の屋根に2枚のソーラーパネルを載せる場合、細長い長方形状の方が扱いやすい。

 例えば筆者のハイエースの場合だと、ルーフキャリアを使ってソーラーパネルを装着する場合、見た目にも機能的にも幅65cm程度までが望ましい。

 また、自宅の狭いベランダに設置する場合でも細長い方が扱いやすいだろう。

DIY用のソーラーパネル情報について

 筆者が以前DIY用のソーラーパネルを探していた時に感じたのは、

戸建ての屋根に何枚も載せる大規模な業務・家庭用ソーラーパネルや、キャンプ等で使う折り畳みタイプについてのパネルメーカー比較情報はソコソコあるものの、DIYレベルの小型ソーラーパネルについての有益な比較情報については、意外にも少ない

 ということであった。

 また、現状ネットから得られる比較情報は、

価格や目先の性能視点が重要視され過ぎており、長期の品質について言及されているものはほぼない

 のも気になった。

 そこで、本記事では価格だけでは見えてこないTotalとして本当におすすめできるメーカー・製品を、ユーザー目線+商品開発視点※⑤で紹介することにした。

※⑤筆者はサラリーマン時代の一時期、関連の商品開発をしていたことがあり、この辺の開発事情にはそれなりに詳しい・・・

価格だけで選ぶ人へのアドバイス?

筋肉おやじ
筋肉おやじ

多くの方は価格最優先で商品を選んでしまいがちだと思うが、ココは十分冷静になって考えてみてほしい。

 確かにソーラーパネルは汎用品になってきたので、各メーカー間の品質・性能差も以前よりはなくなってきたが、まだまだ上位メーカーとの差があると言える。

 品質に自信がないメーカーは

  • 保証期間が短い(長くすることが怖くてできない)
  • 価格が安い(品質が悪いものも含めて売りさばこうとする)

 傾向がみられる。

特に価格が極端に安いメーカーは品質にコストをかけていない疑いがあるので要注意だ!

 このようなメーカーは、製品のばらつきが大きいってことを意味する!

確かにこれらのメーカーで購入しても全く不具合なく使えている人は一定数いる(これが混乱の原因!)。

 このような人は口コミでこのように書くだろう。

口コミする人
口コミする人

安くても全然使えるし!高い商品なんか買わなくてもこれで十分だよ!

 ただ、この人のように運よく当たりを引けば良いが、外れを引く可能性もとんでもなく高いのだ!

筋肉おやじ
筋肉おやじ

宝くじならまだ許せるが、ソーラーパネルの購入にそんなギャンブルのようなスリルを味わうのは本意ではないだろう?

価格差が気になるのはネットでポチる直前だけだ!

 安く購入した商品は早く故障する可能性が高いので、商品が配送されてきた途端に自分に対して後悔する。

 実際にすぐに故障してしまったらもっと後悔するだろう。

 逆に高く購入した商品は、長く使える可能性が断然高いので、配送されてきた後は、きちんとコストを払った自分に対して満足するのである。

 皆さんも思い当たる節はないだろうか??? 

まとめ

 通常の商品紹介記事と一味違った切り口でソーラーパネルのおすすめモデルを紹介してみた

 2022~2023年の調査時と違って、どのメーカーも確実に品質のレベルは上がってきている。

 ユーザーとしては喜ばしいかぎりだ。

 あなたも是非本記事を参考にして、楽しくて実用的な電気の自給生活の世界に踏みこんでみてはいかがだろうか?

DIYではチョット・・・という人は、業者を使って太陽光発電を始めてももちろんいいだろう。でもどんな方法があるのか?気になる方はこちらの記事で詳しく解説しているので、合わせてどうぞ!

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