大規模災害発生時に困りそうなことを2つ挙げるとしたら、トイレと停電であろう。
さすがにトイレは一刻の我慢もできない(災害時のトイレ対策はこちら >)だろうが、、、停電なら数時間程度であればまだがまんできるかもしれない?
だが、大規模災害時には短くても24時間、場合によっては数日~数週間も停電になる可能性がある!
そんな時に役に立つのがポータブル電源だ!
本記事では、防災用として安心な1000Wh≦のおすすめポータブル電源を厳選紹介してみた。
防災用としてポータブル電源の備えを検討されている方は、是非参考にしていただきたい!
数日間以上の停電ではさすがに1000Wh≦のポータブル電源でも耐えきれない。普段からソーラーパネルもセットでそろえて備えを万全にしておきたい!
防災にポータブル電源は本当必要なのか?
この問いに対しては、
「必需品とは言えないが、あれば間違いなく大きな安心につながる!」
が答えになると思う。
大規模災害時の行動は人それぞれであろう。
たとえば、
このような方にはポータブル電源は必要ないかもしれない。
一方で、ポータブル電源があれば、
のたくさんのメリットがある。

特に犬や猫などのペットを飼っているご家庭ではできるだけ避難所に行くのは避けたいと思うのではないだろうか?🐶派の私もその一人だ!
1000Whのポータブル電源でできること
防災用にポータブル電源を備えておくなら、普段使いとしても便利な1000Wh≦の比較的容量が大きなモデルを選択したい。
現在商品化されている1000Wh≦のモデルであれば、出力も1500Wまで対応できるモデルがほとんどなので、一般的な家電を何も気にすることなく使うことができる!

特別な意図がない限り、間違っても500Wh程度の中途半端なモデルを選択しないように。
では、1000Wh容量のポータブル電源では、どんな電化製品をどれくらい使うことができるのだろうか?

私がざっくりと試算してみたので紹介しよう。
| 電化製品 | 代表的な消費電力/W | 連続使用可能時間・回数 (1000Whモデルの場合) |
|---|---|---|
| 電子レンジ(大型) | 1200 | 約40分 |
| トースター | 1000 | 約45分 |
| 電気ポット | 800 | 約1時間 |
| こたつ(冬) | 300 | 約2.6時間 |
| 冷蔵庫 | 120 | 約6時間 |
| TV(40型) | 100 | 約8時間 |
| 電気毛布(冬) | 50 | 約16時間 |
| 扇風機(夏) | 30 | 約26時間 |
| ノートPC | 40Wh | 約20回 |
| スマホ | 13Wh(3500mAh) | 約61回 |
| LED照明 | 10 | 約80時間 |

こう見ると、意外と長時間(高回数)使えることがお分かりいただけるだろう。もちろん2000Wh、3000Whモデルならその分2倍、3倍も使えるのでさらに安心だ!
防災用におすすめのポータブル電源

最近のポータブル電源の性能進化はすざましく、例えば大手4大ポータブル電源メーカー(EcoFlow・Jackery・BLUETTI・Anker)であれば、どのモデルを選択してもほぼ失敗することはない(4大ポータブル電源メーカーについての記事はこちら >)
だが、防災を意識して商品化されたモデルは、それなりにメーカー側の設計コンセプト・思い入れが反映されているものだ。
メーカー側の設計コンセプトを私たち一般人が知ることができる方法の一つに、「一般社団法人 防災安全協会」が審査・認定する「防災製品等推奨マーク」取得への意欲があると思う。

本記事で紹介しているモデルの多くに「防災製品等推奨マーク」が付いているのは決して偶然ではない※①。
※①もちろん「防災製品等推奨マーク」の有無がすべてではない!そもそも最新モデルは申請 → 認定が間に合っていない可能性が高い。あくまでも参考扱いだ。
では早速おすすめのモデルを紹介していこう!
【BLUETTI AORA 100 V2】 コンパクトおすすめ🥇
コンパクトモデルのおすすめNo.1は「BLUETTI AORA 100 V2」だ!
「AORA 100 V2」がコンパクトモデルおすすめNo.1である理由
前モデルの「AORA 100」は、体積が大きく、重量も16.4㎏と重かったが、「AORA 100 V2」では11.5kgと大幅に軽量・コンパクト設計に生まれ変わった。これなら災害時に持ち運ぶことがあっても苦にはならないだろう!
このクラスとしては最大レベルの定格出力1800Wのハイパワー。災害時にどんな家電でも力強く動かすことができる!

「AORA 100 V2」にはポータブル電源としてはレアな3色展開モデル。防災用がメインとは言え、普段使いとしても活躍してもらいたいはず!?性能はもちろん、見た目のおしゃれにもこだわりたい方にもピッタリ。「AORA 100 V2」がおすすめNo.1のモデルである。
【EcoFlow DELTA 3 Classic】
「DELTA 3 Classic」の特徴
同社ベストセラー「DELTA2」の後継モデルとして長らく「DELTA3」が君臨していたが、2026年3月に商品化された「DELTA3 Classic」に統一されつつあるようである。
言うまでもなくEcoFlowの市場での実績と信頼性は十分!
「DELTA3」から容量拡張機能がなくなったり、ACポート・USBポート数が減ったりと、より筋肉質な設計になっている。その分コストダウンにもつながっている。
排熱構造と大型ファンの採用により、600W≧の使用時で30dB>、200Wの使用時で22dBと静音設計を実現!
防災推奨商品登録には至っていない。

当サイトでは長らく「DELTA3」を紹介していたが、「DELTA3 Classic」に統一されるようである。より筋肉質になった「DELTA3 Classic」も防災用途をはじめ、一般用途としてもおすすめできる!
「DELTA3 Classic」と「DELTA3」の違いに興味がある方はこちらの記事も合わせてどうぞ!
【Jackery 1000 New】
「1000 New」の特徴
ポータブル電源に詳しくない方でも「Jackery」は聞いたことがあるのではないだろうか?
日本では絶大な人気と知名度を誇るメーカーである。もちろん、信頼と実績は言うまでもない。
「1000 New」は高性能を維持しながらクラス最軽量レベルのわずか10.8kg。災害時に女性でも楽に外に持ち出して使うことができる!
「1000 New」に限らず、特に「Jackery」のポータブル電源は自社のソーラーパネルを強く推奨している。接続アダプタも少々特殊なので、あまり深く考えたくない方はセットで購入することをおすすめする!(詳細が知りたい方はこちらの記事で確認を!)

災害時に車中泊やテント生活を考えている方は「1000 New」(+ソーラーパネルもセット)も候補になるだろう!
【Jackery 2000 New】 中容量おすすめ
中容量のおすすめは「Jackery 2000 New」だ!
「2000 New」の特徴
「2000 New」は本体でIEC※③60068-3-3耐震試験に合格し、震度7までの地震にも対応できる。もちろんUL2743認証(ポータブル電源の北米安全規格)も取得しているので、災害時にも安心だ!
※③国際電気標準会議「International Electrotechnical Commission」の略。電気・電子分野の国際標準化団体
2024年9月にこのモデルが登場した時、正直1500Whモデルかと思ってしまった。2000Wh級で17.9㎏という重量とコンパクトなサイズ(体積25824㎤)は驚きだ。災害時に持ち運びたい場面に遭遇しても気後れすることなく持ち運ぶことができるだろう!
「2000 New」には以下の2つの機能が備わっている。
この2つの機能により、防災用長期保管時の劣化を大幅に低減してくれる!
「1000 New」と同じく、自社ソーラーパネルとセットで備えておきたい!「2000 New」であればバランス的に200W≦パネルが良いだろう。

防災用に安心できる容量のモデルがほしい。でも大きくて重すぎるのはチョット・・・というあなたには、「2000 New」がピッタリ。必ず200Wパネルとセットで備えておこう!
【BLUETTI AORA 300】 大容量おすすめ
大容量のおすすめは「BLUETTI AORA 300」だ!
「AORA 300」の特徴
「AORA 300」は3000Wh容量モデルにおいて、最小クラスの超軽量・コンパクト設計を実現!とはいえ、さすがに災害時に外に持ち出すには難儀する重さ26.3kgだが、室内の移動ならいけるだろう。
最大の注目すべきポイントは、6000サイクル/80%の超長寿命であろう。もちろん業界最長レベルだ。これなら長期間普段使いをしながら備えつつ、万が一の大規模災害時にも大活躍してくれるはずだ!
「AORA 300」は本体筐体にUL94V-0等級※④の難燃素材が採用されている。これなら災害時にも安心だ!
※④着火試験で火玉の滴下がなく、自己消化性があるレベル

災害時に外に持ち出すことは想定していないので、とにかくできるだけ多くの家電を長時間使いたい・・・このような方はBLUETTIの最新モデル「AORA 300」がイチオシだ!
保管時の注意点
本記事で紹介したポータブル電源は、平時の日常使いでも便利で役に立つモデルばかりなので、防災用目的だけで長期間保管するのはもったいない。
だが、どうしても長期間保管するときのために、注意点を以下に挙げておこう。

ポータブル電源に使われているリチウムイオン電池は特に高温・過放電状態での保存に弱い(三元系もリン酸鉄も本質的な傾向は同じ)。低温はその状態で充放電をしない限りそこまで神経質になることはないだろう。しっかりと各メーカーの取扱説明書を守って保管することをおすすめする!※⑤
※⑤ちなみに筆者はサラリーマン時代の研究・開発職でこの辺の評価を自分で行っていた。あまり知られていないかもだが、過放電(容量0%付近)で長期保管された電池は外装缶がさびてボロボロになり(相対的に外装缶の負極電位が上がり缶の溶解電位に到達するため)最悪穴があくぞ!
まとめ
近い将来必ずや来るであろう大規模災害に備えて、家族みんなの安心を確保したいなら、1000Wh≦のポータブル電源を持っておきたい。
もしかしたら今日・明日にでも災害が発生するかもしれない!?
本記事で紹介したモデル(ソーラーパネルも一緒に!)を参考にして、早速備えを始めてみてはいかが?
大規模災害に備えて防災グッズも持っておきたい!マルっとセットで準備するならこちらの記事が参考になるだろう!








