2026年3月、EcoFlowから「DELTA3 Classic」なるモデルが静かに登場した。
しかも2026年5月、公式サイトにおいて従来モデルの「DELTA3」は在庫消化後販売終了になっているではないか!
新モデルとは言い難いこの「DELTA3 Classic」とは何者なのか???
本記事では、この「DELTA3 Classic」と「DELTA3」の徹底比較を行い、「DELTA3 Classic」の位置づけを考察してみた。
「DELTA3 Classic」が気になる方は是非参考にしていただきたい!
本記事で得られる情報:
【DELTA3 Classic 】と 【DELTA3 】の違い
まず「DELTA3 Classic」と「DELTA3 」の違いを項目ごとに分解しながら見てみよう。
参考までに比較表には「DELTA3 Plus」の情報も追加している。
サイズ・形状・外観の視点

| モデル名 | DELTA3 Classic | DELTA3 | DELTA3 Plus (参考) |
| サイズ/cm (長さ×幅×高さ) (体積/㎤) | 39.8×20.0×28.3 (22527) | 39.8×20.0×28.4 (22606) | 39.8×20.0×28.4 (22606) |
| 重量/kg | 12.1 | 12.5 | 12.5 |
| AC出力ポート数 | 3 | 6 | 6 |
| USB出力 | Type A:18W × 1 Type C: 100W × 2 | Type A:18W × 2 Type C: 100W × 2 | Type A:36W × 2 Type C:140W × 2 |
| DC出力 | – | 〇 | 〇 |
| ソーラー入力/W | 500 | 500 | 1000(500×2) |
上の画像と比較表を見てお分かりのように、全体的なサイズ・外観形状はそっくりだ。
ただし、「DELTA3 Classic」は「DELTA3」と比較して、
- 高さが1mmほど小さくなっている
- 重量が0.4kgほど軽くなっている
- AC出力ポート数が6 → 3口に減っている
- USB出力ポート数(TypeA)が2 → 1口に減っている
- DC出力ポートがなくなっている
と言った違いがある。
AC・USB・DCポート数減について一言
筆者の経験上、1000Whモデルの中容量ポータブル電源を使っている時に、AC出力ポート6口が同時に全て埋まることはほぼない。
使わない家電のコンセントをさしっぱなしにしておくとしても、3口もあれば必要かつ十分であろう。
なので、AC出力ポート数減に関しては気になるところではないと思う。
同じく、DCポートも使う人は少ないだろう。

私の場合、年に2回ほど車のタイヤ交換時に手持ちの電動エアポンプの入力電圧が12V対応かつシガーソケットタイプなので、これに使うくらいだ。まあ、車のシガーソケットで代用できるので大した問題ではない。
一方でUSBTypeAは、車中泊登山遠征で小型電化製品を同時に充電することもあるので、できれば複数のままにしてほしかった。。。

まあ、これもAC出力ポートを一つ潰してUSB変換アダプターを差しておけばいいだけだけど。

性能の視点
| モデル名 | DELTA3 Classic | DELTA3 | DELTA3 Plus |
| 容量/Wh | 1024 | 1024 | 1024 |
| 増設可能容量/kWh | – | 5 | 5 |
| 電池種類 | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン |
| 定格出力/W | 1500 | 1500 | 1500 |
| X-Boost/W | 2000 | 2000 | 2000 |
| UPS/ms | 10 | 10 | 10(サージ保護/NAS) |
| サイクル数 | 4000回(70%) | 4000回(80%) | 4000回(80%) |
| AC充電時間(100%) | 60分 | 56分> | 56分> |
容量、出力を含め、基本的な性能はほぼ同じとみてよい。
ただし、サイクル性能はわずかに「DELTA3 Classic」が劣る。

と言っても、4000回で70%と80%の差であれば、ほぼないとみてよい。むしろあなたの使用環境(暑い、寒い、急速充電・・・)の方がはるかに大きな影響があるぞ!※①
AC充電時間の差も微々たるだ。

そもそもポータブル電源の充電はできだけゆっくりの方が電池に優しいのだ。なので、よほど急ぎの用事がない限り、急速充電なんかは使わない方が良い!※①
※①筆者はサラリーマン時代の研究・開発職でこの辺の評価を自分で行っていた。実際に環境条件が少しでも変わるとサイクル性能は劇的に変わる。皆さんも末永く使いたいなら、少しでも電池に優しい環境(=人間にとって快適な環境)で使用することをおすすめする!
容量拡張性について一言
「DELTA3 Classic」と「DELTA3」の一番の違いは容量拡張の有無であろう。
「DELTA3 Classic」では容量拡張機能がなくなった。
ただし、筆者を含め1000Whクラスのモデルを持っている方で、容量拡張して使っている人をほとんど見たことがない(あくまで筆者の印象だ)。
「DELTA3 Classic」はそういったユーザーの声を反映させて、必要な機能だけを残してできるだけコストダウンを図った設計思想なのであろうと思う(たぶん)!

これはほとんどのユーザーにとってはむしろWelcomeだと思う!
尚、1000Whクラスのモデルでも容量拡張して使うかも?って方は、「DELTA3 Plus」を選択することをおすすめする。
「DELTA3 Plus」であれば、容量拡張した場合にほしくなるであろうソーラーパネルの入力電力も500W×2に増強されている。
その他の視点
| モデル名 | DELTA3 Classic | DELTA3 | DELTA3 Plus |
| 安全保護機構 | X-Guard | X-Guard | X-Guard |
| 静音性 | 600W以下:30db> | 600W以下:30db> | 600W以下:30db> |
| 防水性 (バッテリーパック) | (IP20) | IP65 | IP65 |
EcoFlow独自開発の安全保護機構「X-Guard」や高い静音性はそのまま維持されている。
ただし、バッテリーパックの保護等級についてはIP65 → IP20に下がっている可能性がある。※②
※②筆者が調査した限り、日本向けのEcoFlow PR記事にはこの情報は一切ないが、いち早く市場に投入された海外向け「DELTA3 Classic」仕様詳細には、IP20と記載がある(原文はこちらを参照)。
IP規格について
IP(International Protection)規格とは、国際的な標準化団体であるIEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)の規定の一つである。
特に電子機器などの防水や防塵に関する程度を示す等級文字で、IP保護等級と呼ばれている。
IP規格は具体的には「IP〇△」と表示され、〇や△に数字が入る。
〇や△の数字の意味は以下の通り。
〇:第1特性と言い、固形物や粉末に対する「防塵性」を示す
△:第2特性と言い、水に対する「防水性」を示す
例えば「DELTA3」の「IP65」ならば
- 6:塵埃の侵入がない
- 5:あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない
「DELTA3 Classic」「IP20」ならば
- 2:直径12.5 mm以上の固形物が入らないように保護
- 0:無保護
ことを証明している(数値の詳細はこちらを参照:たろうまる)。
つまり、「DELTA3 Classic」では、バッテリーパックの防水性はほぼ考慮されていないと思われる。
ただし、ココで言っているのはポータブル電源本体の防水性ではなく、ポータブル電源の中に入っているバッテリーパックについてであることに注意。

水没以外(こうなったらどのポタ電もTHE ENDだ!)、ポータブル電源の中まで水がかかることはほぼないだろう?!なので、ほとんどの一般ユーザーが気にかけるところではないと思う。
尚、ポータブル電源本体の防水性が気になる方はこちらの記事が参考になるだろう。
【2026年】「防水性最強」のポータブル電源を徹底解説!おすすめはどのモデル?
【DELTA3 Classic】の位置づけ
これまで解説した内容をベースに「DELTA3 Classic」の位置づけを考察してみると
「DELTA3 Classic」は、、、
を追及したモデルだと思う。

つまりフルスペックを装備した高性能なモデルは「DELTA3 Plus」に譲り、初心者をはじめ、多くの一般ユーザーに使いやすいモデルが「DELTA3 Classic」になるのであろう?確かにこれまでは、「DELTA3」と「DELTA3 Plus」の位置づけが微妙だったので、選択しやすくなったのではないだろうか?(あくまでも私の推定)
【DELTA3 Classic】をおすすめする人

当てはまりそうな人は早速「DELTA3 Classic」の検討を!
まとめ
本記事で解説した通り、「DELTA3 Classic」は「DELTA3」の良いところはそのままに、使わない機能をそぎ取った筋肉質な設計である。
多くの一般ユーザーに好まれるモデルだと思う。
「DELTA3 Classic」が気になっている方は是非参考にしていただきたい。
EcoFlow以外の最新1000Whモデルも考慮して選択したい方は、こちらの記事が参考になるだろう!


