Jackeryの人気モデル「1000 New」にV3がリリースされた。
どんなモデルか気になっている方も多いだろう?
本記事では、旧モデル「1000 New」との違いを徹底比較してみたので紹介しよう!
果たして「1000 New V3」は買いなのか???

ちょっとマニアックな領域にも踏み込んでいるので、興味がない方は飛ばしていただいてもいい。興味がある方は「へーそんなことがわかるんだ」と思っていただければ!
■本記事の結論:

つまり「1000 New V3」は買いだ!
サイズ・外観視点からの比較

| モデル | 1000 New | 1000 New V3 |
| サイズ/cm (長さ×幅×高さ) (体積/㎤) | 22.4×32.7×24.7 (18092) | 20.1×31.4×23.4 (14769) |
| カラーラインナップ | ブラック/サンゴールド | ブラック/パールホワイト |
| 重量/kg | 10.8 | 10.6 |
上の外観図および比較表の通り、V3は
- 長さ・幅・高さ とも数cm程度小さくコンパクトな設計
- 本体重量が0.2kg軽量化
- 定番のブラック色以外のカラー選択肢がサンゴールド → パールホワイトに変更
- 各機能(入出力・操作スイッチなど)の配置・位置関係はほぼ同じ

マイナーチェンジということもあり、見た目の大幅な変更はないが、もともと軽量・コンパクト設計であった「1000 New」が、V3で更に洗練されている点は注目に値すると言っていいだろう!
ポータブル電源には珍しく、パールホワイト色が選択できるようになった(もともとのサンゴールドも十分レアだが)ので、家電を白で統一したい方にとっては選択肢が増えてWelcomeであろう!
性能視点からの比較
| モデル | 1000 New | 1000 New V3 |
| 容量/Wh | 1070 | 1024 |
| 増設可能容量/kWh | – | – |
| 電池種類 | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン |
| 定格出力(最大)/W | 合計:1500(3000) | 合計:1500(3000) |
| UPS/ms | 20 | 10 |
| サイクル数 | 4000(70%) | 6000(70%) |
| AC充電時間(100%) | 1.7時間 | 73分 |
| AC出力ポート数 | 3 | 3(AC分路独立制御) |
| USB TypeA / C | 1 / 2 | 1 / 2 |
| ソーラー入力/W | 400(200×2) | 400(200×2) |
①定格容量の減量
定格容量が1070Wh → 1024Whに減量となった。
容量は私たち消費者にとって一番目につきやすいので、多くの方はなぜ?と超絶気になるところであろう?

ほとんどの方はそのまま46Wh(約4%)減量ととらえるであろうが、、、サラリーマン時代に関連の技術開発をマネージしていたマニアックな私は、この46Wh減量についてもう少し深く考察してみた。もちろん、興味がない方はこの項を飛ばしていただいてもいいが、結構重要なことを書いているぞ!
なぜ定格容量が減量になったのか?:マニアックな方向け
「1000 New」と「1000 New V3」の取説を見ると、定格容量について以下のように記載されている。
| モデル | 1000 New | 1000 New V3 |
| 定格容量 | 30.4Ah/35.2V DC (1070Wh) | 20Ah/51.2V DC(1024Wh) |
上の表をよーく見ていただきたい!Wh容量(エネルギー量)では大差ないが、Ah(1hに流せる定格クーロン量、つまり電流量だ)と定格電圧には大きな違いがあるではないか!

ムムム・・・。これはV3の電池(設計)・構成を変えてきたな!
どういうことかというと、、、
一般にリン酸鉄リチウムイオンの公称電圧は3.2Vなので、
- 1000 New:35.2 / 3.2 = 11 つまり11本の直列接続
- 1000 New V3:51.2 / 3.2 = 16 つまり16本の直列接続
であり、この時点で電池の接続構成が大きく異なることがわかる。
ここで、W (出力)= I(電流)×V(電圧)であり、
定格出力はどちらも同じく1500Wなので、
- 「1000 New」は、電圧よりも電流で出力を稼いでいる(構成:〇P11S)
- 「1000 New V3」は、電流よりも電圧で出力を稼いでいる(構成:△P16S)
ことがわかる。
それぞれの電池1本あたりの容量が?なので、上の〇や△の正確な数値はわからないが、、、
〇 > △、すなわちV3の方が並列数が少ないことは間違いない。
次に解説するサイクル回数の増加もかんがみて、旧モデルから電池設計の変更(容量UPかどうかは?)と合わせて、電池Total本数を減らしている可能性が極めて高い(あくまで筆者妄想による推定)。
■仮に同じ容量の、例えば約5Ahの電池だとすると、、、
- 1000 New :6P11S:66本の電池が入っている
- 1000 New V3:4P16S:64本の電池(多分性能改善版)が入っている
ってことになる!

5Ah前後の電池2本分なら大体250~300gくらい?だろう。他の性能改善による重量プラス分と相殺すると、この考察は、先に解説したV3が軽量(200g)・コンパクト設計になっている理由をおおよそ説明できる!(と思う)
最近のポータブル電源の軽量化の手法として、大型電池を採用して使用本数を減らすというのはEcoFlowなど他社でも事例がある。例えばEcoFlowの「DELTA3 1000 Air(960Wh)」は、計算上超大型角形電池が3本しか入っていない(筆者推定)!だが、今回のV3は、EcoFlowのAirシリーズほど振り切った設計にはなっていないようだ!

私は、EcoFlowのAirシリーズに採用されている超大型電池には、個人的にはまだ少々懐疑的なところがある(市場実績も見てみたい)ので、そこまで振り切った設計を採用しなかったJackeryのV3を評価したい!
②サイクル数の増加

V3でサイクル数が4000 → 6000回と業界標準を大きく超えてきた。

メーカーが提示しているサイクル数は、あくまでもきっちりコントロールされた環境(恒温槽)で評価して達成できた回数なので、実使用環境で大きく変動することは一応頭に入れておこう!私もR&Dで毎日のように評価していたが、少しでも環境が変わればビックリするくらい劣化率に影響していた!
とは言え、、、回数が少ないよりは多い方が良いに越したことはない。4000回でも十分なレベルだと思うが、6000回となるともはやエクセレントレベルだ!ソーラーパネルを併用して頻繁に充電⇔放電繰り返すヘビーユーザーにはメリットが大きいだろう!
③UPS切り替え時間の短縮
停電時のバッテリー給電切り替え時間が、V3で20 → 10msに短縮された。

ちなみに、他社大手メーカーの1000WhモデルのUPS切り替え時間は軒並み10msなので、ここはJackeryも追いついたというところであろう。
④AC分路独立制御採用
AC出力ポート数は3口で見た目は変更ないが、V3では3口のACコンセントを2グループに分け、それぞれ独立してオン/オフできる「AC分路独立制御」機能が搭載されている。
これにより、イチイチACコンセントを抜くことなくスマホアプリから給電機器を切り替えることができる!

EcoFlowの「DELTA3 Max Plus」で先行採用された分割制御の技術を導入してきたようだ。まあ、ここまでの機能を使いこなしてメリットを感じることができる人は限られると思うが、こだわる方には喜ばれる機能だと思う。
その他:AC充電時間の短縮
V3ではACからのノーマル充電時間が1.7時間 → 73分と約30分短縮された。

ポータブル電源の充電にAC充電をほぼ使ったことがない筆者(購入時の動作確認の1回以外は、100%ソーラーパネルで充電している)にとっては正直どっちでもいいが、、、急な所用で急いで充電したい方にとっては重宝するであろう。
結局「1000 New V3」は買いなのか?

買いか?の見解の前に、それぞれにおすすめの人を紹介しておこう!
「1000 New V3」をおすすめする人

これからポータブル電源ライフを始めたいと考えている多くの人には、最新モデルの「1000 New V3」をおすすめしたい!つまり、「1000 New V3」は買いだ!容量的に200Wのソーラーパネル1枚とセットで購入がおすすめだ!
「1000 New」をおすすめする人

今後、旧モデル「1000 New」の価格は下がっていくと想定される。少しでも初期投資を抑えたい方、購入を待てる方は「1000 New」を購入するのもアリだろう。(個人的には早く入手してポタ電生活を満喫した方が健康的だと思うが!)
まとめ
本記事で解説した通り、多くの方にとって、「1000 New V3」は買いである!
ポータブル電源の使用ライフは長い。
是非本記事を参考にしていただき、後悔のないを選択をしていただきたい!
Jackery以外のおすすめの1000Wh、2000Wh、3000Wh≦モデルが気になる方はこちらの記事も合わせて訪問いただきたい!



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